朝早くから着付三昧。なにはさておき、晴れてよかった。
朝一番は、地元公民館の文化祭で日本舞踊を披露するお嬢ちゃんの振袖を女将と若女将が二人がかりで。鮮やかな紫色の縮緬に古典的な桜の花が散りばめられた粋な一枚。大きな桜の花が織られた袋帯を文庫結びで。小さい頃から頑張る彼女を応援していますが、着付をお手伝いするたびに成長の足跡が見れて嬉しいのです。
続いては七五三詣りの男の子を二人。お1人目はお兄ちゃんから数えて3人目の最終回。3人の中で一番お利口さんに着付ができました。近くの神社で待っていらっしゃるお父さんとお兄ちゃんたち、おじいちゃんおばあちゃんのもとへ、頑張って雪駄を履いて歩いて行きました。
最後のお1人はお父さんがビデオカメラ、お母さんがカメラを構えていらっしゃる中での着付。袴をつけるところでまさかの「履きたくない」という展開に、焦点が僕に合ってないことはわかっちゃいるんですが、なんだかなー、緊張しました。着付が終わったところで、おじいちゃんとおばあちゃんも見に来られてご家族総出演。
無事に見送ったところでホッとしたのもつかの間、ご家族4名様の着付の御予約とコーディネートのご相談は約5年ぶりのご来店。山盛りてんこ盛りの中から組み合わせたり、お嬢ちゃんが「やだ、着たくない!」って言ったり、末広を割り箸みたいに広げて折ってしまったり。
すべては当日お召しになれたら晴れ晴れ。