「引き出しを開けてみたら大切な結城紬が、、、早く来てください!」
電話を切ってすぐに駆けつけ、拝見してみると一面に白い斑点。さぞ驚かれたことでしょう、これは絣のようで絣でないその正体は、カ、ビ!お着物を本当に大切に扱ってらっしゃるだけにまさかカビるんるんが現れるだなんて!とショックを受けられたようでした。よくよくお話を伺ってみると、最後にお召しになったのは雨の日。しかも大雨だったとか。しっかり風を通してタンスにしまったとはおっしゃたのですが、湿気が抜けきれていなかったのでしょう。早速カビ菌退治とともに洗い張りをすることになりました。
タンスの中からきものたちの声が聞こえてきます。「たまには会いに来てちょうだい」って。
