男児のお宮参りのきものをお買い上げ頂きました。
いくつかご覧に入れた中から男気溢れるおじいちゃんが選ばれたのは、疋田絞りに見せかける染め疋田の地に、男の子らしく勇ましい兜の柄がぼってりと刺繍で描かれた一枚。「家紋は違い鷹の羽。柄が刺繍だから紋も刺繍でお願いできるだろうか?そうだなぁ、豪華に金の糸で」と、通常は白い顔料で家紋を背中・胸に二つ・外袖に二つの計五つ描くことが多いのですが、刺繍で背中に一つ入れることに。決まったのも束の間、お宮参りを予定されている日時を伺うと、と、と、とても間に合いそうになかったので、金の顔料で。五つ。
刺繍から顔料に、違う鷹の羽になりました。納期のあるきもののご注文はお早めに!