衿を正す。

14102301 尊敬する呉服屋の社長夫妻がご来店。遠くはるばる宮城県仙台から。
 かれこれ15年ほど前に参加した呉服屋の経営者が集まる勉強会が御縁。全国にその名を轟かす有名店の経営者がズラリと顔を揃えていらっしゃる中で、若さ故に日頃の活動などを自信満々に発表したのを覚えています(汗)。実はそれ以来一度もお会いしたことがなかったのですが、ずーっと僕のことを気にかけてくださって時折電話を頂いたり、震災直後にようやく電話が繋がってお見舞いを申し上げた僕に「頑張ってるか!そりゃあよかった」と励ましのお言葉を頂いたり。大先輩として商人として尊敬して止まない大きな大きな存在です。
 そんな社長から「来年の社員旅行の下見で九州に行くから、都合が合えばお店に寄りたい」とのお手紙を頂戴し、無論二つ返事で本日を迎えたのであります。久々の伊勢木綿を着て何度も衿を摘みながら再会を待ち望んだ朝、ようやくお越しになって会話の最中も衿を摘み、背筋を伸ばしながらも社長の懐の深さに次第に気は緩み、商売繁盛と再会を約束して次の目的地へと向かう車を見送りました。
 ふぅ、衿を正し過ぎたのでしょうか。気がつくと擦れていました(笑)

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