落ち葉が舞い散る10月半ばにして、ようやく単衣の紬が心地いい今日この頃。
お出掛け日和にも静かな幕開けでしたが、おかげさまで午後からはきもの姿のお二人組をはじめ続々とご来店頂きました。中でも一階に展示した久留米絣の洋服が好評で、通りがかりの方の目にもとまってみたり。二階でも野蚕糸を用いたタッサーシルクの無地や紛争などからの復興を願うカンボジアの人々が草木で染めて手で織った名古屋帯が大人気でした。着心地がの良さが特徴のタッサーシルクの無地を選ばれたお客様のお一人は、僕が単衣を着ているのをご覧になって「単衣にするか袷にするか考えてくる」とお考え中。
「単衣は6月と9月」なんて言っている従来のきものカレンダーは、やはり深刻な問題だ。