おしゃれ過ぎやしないか余計な心配なんて無用なことは分かっちゃいるものの、黒、墨、鼠、茶でまとめた渋かっちょいい着姿に見惚れてしまいました。
近江ちぢみは墨と鼠の小さな網代模様、長襦袢は小千谷の黒、余り裂で半衿、「本当は黒に染めて欲しかった」とおっしゃってた麻と葛で織られたなごや帯は如何とも申し上げ難いおしゃれな色、に結んだ真っ黒な三分紐にはプラチナの指輪を通して、足元は淡い灰色の麻足袋、竹の皮に色をつけて編んだ烏表の台に真っ黒な麻の鼻緒。「格好つける」ことを『艶つける』なんて言いますけど、ここまて艶を消してしまうと『粋(すい)つける』とでも言いましょうか。
昨日から始まった短期集中型の女将レッスンに汗を流しながら四苦八苦されつつも上手に着こなしていらっしゃいました。次はきもの(綿麻)と長襦袢(麻)の汗を洗い流す御自宅での洗濯に挑戦されるとのこと!2日間で集中して覚えた着方まで洗い流さないように気をつけてくださいね。帯は風を通すだけにとどめておくとして。
午後に浴衣のお客様を挟んで、夕方は美味いもんを小人数で食べに行かれる方への着付のお手伝い。黒地に細縞の小千谷ちぢみに栗山紅型工房の夏帯が眩しい。昨日も今日も明日も、きものをお召しになる方ばーっかり。


