素敵な色柄は時を超えて、

130525 写真は約40年前にお召しになった七五三のきもの。
 7歳の七五三参りでお召しになった四ツ身というきもので、大人よりもひと回り小さな寸法で仕立てられています。今回のご相談は、この四ツ身を近くお生まれになった赤ちゃんのお宮参りに着せたいから紐を付けて欲しいとのこと。
 みなさんご存知の通り、一般的にお宮参りでは「一ツ身」とか「産着」とか「初着」と呼ばれる四ツ身よりもさらに小さな寸法のきものを着せられます。もっと細かく申し上げると、抱っこした上から被せるように着せて、胸あたりに縫い付けられた紐を抱っこした方の背中で結ぶのです。ということからすると、今回のご相談はいわゆるTPOには合っていないことになります。が、時としてお客様のお考えや想い入れなどを踏まえて、臨機応変にご提案を申し上げることが大切な場合もあります。
 というワケで、写真の四ツ身に相当な想い入れを感じた今回がまさにソレ!だと思いましたので、なんとかご期待に添えればと考えましたが、結局のところ、「似たような色柄の生地を探した方がいいのでは」ということで、近くの手芸屋さんをご紹介いたしました。
 直接的にお役に立てなかったことが残念の固まり。

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