桜満開の京都・篠山・大阪出張から戻ると、さっそく御来店の予定がおふたり。
朝一番はご予約のお時間ぴったりに。昨年末にお買い上げ頂いていたきもの一式を受け取りに来られたのですが、その受け取られた一式は同じく昨年末にアメリカへ引っ越されたご家族へのプレゼント。アメリカでは日本のようにきもの専門のお手入れができるかご心配だったので、日本が誇る繊維メーカー東レが生み出す絹のような化学繊維「東レシルック」のきもの。男性一式と女性二式（2枚セット）。それぞれ岩佐の草履も添えて。うーん、すんばらしい。
と同時に、ふらりと立ち寄られたお客様が江戸小紋になごや帯に長襦袢に長襦袢、帯〆に帯揚を。「お住まいはどちらですか？」と尋ねると「ドイツです」、「どうしてこちらへ？」と立て続けに伺うと「実は以前こちらで帯を頂いたことがありまして、、、」とおっしゃって初めて、あぁぁぁぁぁぁっ！思い起こせば数年前に「ブログに掲載されている帯が欲しいんですけど、購入できる方法はありますか？」と突然どこのドイツから。慌てて対応したのを覚えています。その後帰国された時にお会いした一度っきりな上にあまりにも久しぶでしたので全く気がつかずに失礼しました（汗）。にしましても、四角が縦横に規則正しく並んで染められた江戸小紋「角通し」のきものに、一枚は可愛らしい花柄とは言え、もう一枚はこれまた規則正しく真っ直ぐな縞の長襦袢。いかにもドイツ（偏見）って感じですね。けどふたたび結ばれた御縁にびっくりしました。
その後も御来店は絶えず、まさにてんてこ舞いの1日やったダンケ！
数年ぶりのGuten Tag!
