麻の軽さと涼しさ、と蒸し暑さ。

麻の軽さと涼しさ、と蒸し暑さ。

 今日と明日の2日間、お江戸から誂え足袋の老舗・向島めうがやさんに御来店頂き、お足元のご相談に乗ってくださっています。
 本日はお昼一番で遥々福岡市や大牟田市からご新規の誂えに、見学のお客様と3名様で。午後一番はまたしても遥々福岡市内から2年ほど前にご新規の誂えを承ってその後の微調整ができていなかったお客様、その次もはたまた福岡県は糸島市から微調整に。夕方最終には唐津市内から微調整と再注文のお客様。
 そんな中、午後一番のお客様が「こんなに蒸し暑くなってしまったらなかなかきものに袖を通す気になれませんけど、浴衣以外は着れませんね。それかやっぱりですかね」と小千谷ちぢみを手に取られました。併せて弊社では珍しい染めの半巾帯。Theというほどお客様のお好みぴったりの組み合わせ。「苺のおパンツだけは避けてください」とお願いしました。
 ちなみに僕は毎日の半襦袢に麻のきものを着てはその日のうちに洗濯していますが、それ以外に夏を乗り切る術も生地も存じ上げません。汗をかくと蒸し暑さを感じることがありますが、麻の乾きの早さときものならではの風通りの良さが深い指数を下げてくれるのです。

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