来月はじめの結婚披露宴でお召になります。
先日お預かりした約60年前の振袖。もう生地が腐ってるんじゃないかってほどのカビるんるんでしたが、神様仏様日名川茂先生の手に委ねるとキレイさっぱり新品同様の黒さになって帰って参りました。が、着付のお手伝いをすることになりまして小物を揃えていると、「この帯〆と帯揚をしたのよ」とおばあちゃんのタンスから出て来たそれは極端に短かったり変色していたり。というワケで新しいのをご用意しました。しかしまぁ、約60年前におばあちゃんがお嫁入りの時に袖を通した振袖を、お孫さんがまたお召になるという素敵な物語。
また人生の大切な節目に立ち会うことができてしあわせです。当日の晴れ姿がますます楽しみ。