写真ではうまく表現できていませんが、艶やかで元気はつらつな黄色に美しい暈し染めのような刺繍の蔦紋が施されて戻って来ました。
梅雨も明けて夏真っ盛りといったところでしょうか、6月末のお宮詣りに向けて着々と準備が整いつつあります。パソコンの画面上でしか色を確かめられない中で出来上がりを想像しながらお客様に提案した配色の家紋が、思っていた以上の出来栄えでホッとひと安心。これからあの生地で襦袢、あの生地で袖布を仕立てて、鶴や松の紐飾りもほどこして、仕立上りが楽しみで仕方ありません。どうしてこんな黄色を選ばれるのかなぁなんて答えを思い浮かべながら思い浮かばず仕舞いの中、母子ともに無事に健康な赤ちゃんが出逢いに来てくれたという吉報が届き、遠慮なく名前をたずねたところ、「はっはーん、だからこの黄色か」なーんてね。
蔦のようにご家族で絡みに絡まって力強く仲良く楽しく末長く幸せなご家庭を築かれることを切に願います。おめでとうございます!!!