母校で教鞭を取る。

母校で教鞭を取る

 今日はひとつ夢が叶いました。
 僕と若女将の母校であり長女が現在通っている佐賀県立唐津東中学校高等学校に伺い、中学1年生の家庭科の時間を頂ききものの授業を行いました。1年生は3クラスあってそれぞれ45分ずつ。実は来年度に同じく家庭科の時間を頂いて浴衣の着付レッスンの授業を行う予定で学校や担当の先生と話を進めているところですが、「次年度の導入編として、内容はお任せしますので今年度中に一度きものの授業をお願いします!」と御提案を頂いてのこと。
 そこで若女将と相談をして「きっときものを見たこともない子供たちもいるだろうから、まずは男子と女子ひとりずつにきものを着せてみよう!」と、男子用に僕の黒紋付羽織を、女子用に小紋なごや帯を持参。チャイムが鳴って先生からマイクを渡されてまずは「きものを着たことがある人は手を挙げて!」と尋ねると3クラスとも50%強、続けて「今年のお正月にきものを着た人!」と尋ねると、、、残念ながらゼロ。そしていよいよ男子に、つづけて女子に。説明をしながら、着付に必要な小物を覚えてもらいながら楽しい時間はアッという間。最後にみんなからの質問に答えた後は集合して記念写真をハイチーズ。来年度の授業でみんなとまた逢える日が楽しみで仕方ありません。
 そして店に戻ると夕方には若女将レッスンを受講される近所の美容師さん。メジャーリーグのサンディエゴパドレスに所属されているダルヴィッシュ有選手がご自身の変化球の投げ方を惜しみなく公開されていて、その結果としてそれぞれがレベルアップをして野球界がさらに発展すればいいという考え方に感銘を受けたのですが、僕らも知識や技術を広く伝えることで「きものを着る人」や「きものを着せる人」がもっともっと増えることを願っています。もちろん僕たちが知識や技術を頂くことだってありますけど。
 僕らの願いはひとつ。ふるさと唐津にきもの姿を増やすこと。そしてみなさんの役に立って商売繁盛と地域貢献の好循環。

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