博多織の雄、西村織物へ。

博多織の雄、西村織物へ。

 唐津くんちが幕を閉じたら『博多織求評会』。定説です。
 いつもよりも1時間近く早く三女を幼稚園に預けたら、博多織工業組合に加盟する織元の新作が一堂に会する承天禅寺には目もくれずに、博多織の雄・西村織物へ。ここ数年は毎年伺って、まずは来夏の浴衣に合わせる紗や単衣の四寸帯、男物の角帯、八寸に九寸のなごや帯佐賀錦袋帯、着尺(きもの向けの反物)などを次々に舐め回すようにひと通り拝見。続いていいなぁと思ったもの、お客様が結ばれている姿の思い浮かぶものを手に入れていきます。というか注文していきます。今年最も印象的だったのが赤と青。けどそれは注文せず(苦笑)。

縦糸を筬(おさ)に通す作業を説明して下さる松尾さん(写真左)
縦糸を筬(おさ)に通す作業を説明して下さる松尾さん(写真左)
 作品を見終えると、カタカタと響く織機の音に引き寄せられるように毎回工場を見学したくなるのが世の常。こ、こ、こ、今回はなんと!伝統工芸士で捩り織の名手、松尾信好さんが直々に工場内を案内してくださいました。主に縦糸で柄を織り成す博多織にとって命とも言うべき整経の作業から、松尾さんが追っていらっしゃる途中の捩り織を含む様々な種類を織る織機、経糸を筬に通す作業、手織の機、昔の紋紙の製造、いろんな糸などを懇切丁寧に教えてくださいました。松尾さんは技や経験も然ることながら、お人柄も本当に素敵な方で、ますます松尾さんの帯が欲しくなってしまいました。
 この素晴らしさをどうやってお伝えしようか、夫婦の問答はつづく。ふぅ、

長いテーブルには、帯の長さがすぐに測れるメジャー付き。
長いテーブルには、帯の長さがすぐに測れるメジャー付き。
 

現在はほとんど使用されていない紋紙製造機。
現在はほとんど使用されていない紋紙製造機。

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11月のきもの成績
若女将11vs12若旦那
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○10月/29vs30
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◉9月/27vs26
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△8月/27vs27
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△7月/29vs29
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○6月/27vs28
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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