ミチョランガイド2日目。

丸久商店の新江戸染め浴衣「菊唐草」

 ということは唐津くんち2日目。
 つまり本来なら一年に一度、唐津大明神の御旅所への御神幸をお供する日。さすがに今年は神事のみで曳山の奉納行事がすべて中止になったので、唐津ミチョランガイドに全力を注いでお客様をおもてなしいたします。町によっては集会所や旅館などで宴会を開いたりされていますが、人が集まることを避けて曳山行事が中止になっているのですから我が刀町は「集まらない、何もしない」を貫いています。『集まって騒いでよかなら、曳山行事を奉納したい!!!』というのが我慢に我慢を重ねている中での本音です。
 さて。おかげさまで唐津ミチョランガイドには、ほどよく御来店頂き様々が切り口で店内を喜んで頂いております。中でも本日もっとも驚いたのは、なななんと数日前にお電話を頂いたお客様。そう、浴衣をお買い上げ頂きました。よくよく伺うとミチョラニストのひとりのお知り合いで、相変わらず世間は狭いなぁなんて思いながら一度仕舞い込んだ浴衣を箱から出しながらご覧に入れながら、「来年の夏までお召しにならないでしょうから、来春に染め上がった新しい反物を楽しみに待たれては?」と申し上げると、「思い立った時に買いたい派ですから」と同じ匂いがしました。そして決まった白地に透明感のある青の菊唐草

片貝木綿に首里織の角帯、シルクウールの羽織。
片貝木綿首里織角帯シルクウールの羽織。

 そして!そして!今日嬉しかったのは、きもの姿でのご来店が続いたこと!無地の紬、木綿のきもの、木綿にシルクウールの羽織(写真中)にスニーカー(笑)、ウールのようでウールでないようなきもの。無地の紬をお召しになったお客様は、非売品を展示のみの唐津が世界に誇る染織作家・松尾鏡子さんのものをお楽しみに、木綿のきもののお客様からは「今年も赤飯を炊いたので!」と立派な栗入りを、木綿にシルクウールのお客様は刺子ふろしき足袋を御注文、ウールのようでウールでないようなお客様は、生地と色を選んで岩佐草履をお誂え(写真下)。ほかにも手ぬぐいやら水引やら、絣のポーチやら、来年の唐津くんちに向けて肉襦袢の仕立てのご依頼やら。そうそう、そういえば大人気講談師の神田伯山さんがロケをやりながらうちの前を通過されました。
 本をほとんど読まない僕が『本と私』なんてテーマで企画展を開催するなんて恐縮ですが、みなさんにいつもとは違う角度から池田屋呉服店を楽しんで頂けて嬉しい限り。

生地と色を選んで岩佐の草履を誂える。
生地と色を選んで岩佐草履を誂える。

◉きもので過ごす、お正月/365。
https://kimono365.jp/?page_id=13961

▶︎店主の私的な唐津案内
\\\唐津ミチョランガイド///
https://kimono365.jp/?page_id=13916

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11月のきもの成績
若女将3vs3若旦那
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○10月/29vs30
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◉9月/27vs26
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△8月/27vs27
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△7月/29vs29
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○6月/27vs28
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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