忍び寄る白い影。

140812 「主人の大島紬にシミが!あとで持って行きますから、ご覧頂いて丸洗いでもシミ抜きでもおっしゃる通りにします!」と、開店直後に緊急とも取れるお客様からの電話。
 ほどなくして持ち込まれた大島紬のアンサンブル(きものと羽織)。衿や袖口の皮脂汚れはもちろん、全体に白く点々と。そう、カビるんるんです。御主人様はきものをしばしばお召しになる方なのでカビは生えにくいはずなんですが、なにせご自宅は北側に雑木林&南側に田んぼという天敵なはずの湿気に溢れていらっしゃるもんですから。さすがの環境下では特に気をつけなければならないのが湿気とカビ菌。よく晴れた日にはまめに窓を開けて、紫外線に殺菌されたきれいな空気と入れ替えてあげることが白い陰を遠ざける近道。「ウチは除湿器を24時間動かしてるから大丈夫!」なんて方、除湿器じゃカビ菌は防げませんよーだ。
 ということで、丸洗い+全体のカビ取り+頑固そうな衿汚れのシミ抜きをセットで。

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