もうここまで来ると格好良いのも極みですね。
先日仕立て上がった長法被に続き、今回はその下に着る肉襦袢。先述の通り、こちらも14ヶ町随一の肉厚な羽二重(正絹)地に染められています。長法被は肌に触れることがありませんが、この肉襦袢は木綿製のタンクトップのような江戸腹(腹掛)を着た上に羽織るので、特に脇や背中は汗が滲む上に擦れも起こります。それなのに絹を羽織る粋で鯔背な唐津っ子のさらに上を行くのが、一般的な真っ白の裏地ではなく柄物の額裏をつける方。そのさらに上を行くのが好みの色柄を職人に描いてもらう誂えのお客様。
この【弁慶と牛若丸〜五条大橋の図〜】はあまりにも有名な場面ですが、墨絵でものの見事に描かれています。次の瞬間!!!「さて坊主、如何いたすかーっ!」と牛若丸が弁慶の薙刀の上に乗っかっての名台詞と相成ります。肉襦袢は長法被のように脱がれることがほとんどないので、みなさんの目に触れることは皆無に等しいのですが、万が一目にする機会があればその繊細な筆運びをとくとご覧ください。
日に日に増す「今年の唐津くんちはどうなるとですか?」の質問に飽き飽きしているところですが、まずは家族の唐津の、日本の世界の平穏無事を祈りましょう。
追伸
本日も長法被の仕立てのご依頼が舞い込んで参りました。好きだねぇ、唐津っ子。
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7月のきもの成績
若女将2vs2若旦那
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○6月/27vs28
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△5月/26vs26
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○4月/27vs28
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△3月/29vs29
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◉2月/27vs26
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◉1月/27vs11
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