想い出の振袖。

140826
 洗い張り+お仕立て直しでお預かりしていた振袖が仕立て上がって参りました。
 30数年前にお嬢様のお嫁入りに際して弊社でお求め頂いた茜色の空に大胆に鶴が舞う一枚は、結婚披露宴のお色直しでお召しになったのだとか。その後は大切な想い出の一枚として桐箪笥の中に長い間しまわれていましたが、ここにきてお孫さんの御祝儀が次々に決まりはじめたのを機にキレイさっぱり。出番を楽しみにされているおばあちゃんの期待を胸に、お孫さんやお孫さんのお嫁さんには披露宴の席であるいはせめて記念写真だけでもお召し頂きたいところ。
 こうして次の世代へと想い出が受け継がれるお手伝いができるのは呉服屋冥利に尽きるのです。

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