「たしか、、、母が池田屋さんで買った帯だと思うのですが、ほかのはさておき、この袋帯となごや帯だけは誰にも譲りたくなかったんですよねぇ」とはお客様。
波の字模様にエ霞と萩が織られた若菜色の袋帯は大至急の丸洗いへ、遠く山の端を望む桜の樹が織られたなごや帯は洗い張りをして仕立て直すことに。実はこのなごや帯、表向きにはきれいにしているのですが、内側に縫い付けている木綿の帯芯がカビが原因による変色が所々に(写真下)。袋帯も見えないだけで中は同じようになっている可能性もあるのですが、ひとまず目に見えているなごや帯を解いて洗った後に、新しい帯芯を入れて仕立てます。
いずれも素材といい意匠といい、結び勝手の良い帯だけにお手入れのやりがいがあるのです。
◉3月のきもの成績
若女将1vs1若旦那


