娘あるある。

 今春3度目の着付けのお手伝い。
 1度目はお嬢様の高校の卒業式。2度目はご子息様の小学校の卒業式。そして3度目の今日は中学校の入学式。そのいずれもお天気に恵まれて送り出すこちらも安心の朝。
 さて、入学式と卒業式ではどちらの方が華やかにしたらよいでしょうか。よく尋ねられます。一般的には入学式は華やかに(といっても控えめに)、卒業式では地味に、と言われます。本日のお客様も卒業式では淡い水色の付け下げ。入学式では明るくクリーム色の付け下げ。いずれも控えめで落ち着いた印象がお手本中のお手本。
 若女将「お着物を変えられたんですね」
 お客様「実家の母が送ってくれたんです、きもののことは母に任せっきりで」
 というのは娘あるある。丁寧に包まれた着物一式は離れて暮らすお母様の愛情そのもの。
 いくつになっても母は母。いくつになっても娘は娘。

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