おかげさまで最終日も多くのお客様で賑わった天然藍染展。
本日とあるお客様のお眼鏡にかなったのは、シャリ感のある単衣にぴったりの訪問着。宇宙のように深い藍色が、裾に並んだ繊細な竹垣の白を引き立てています。渋い地色に藍色の菊と松が一面に織られた袋帯を合わせて、帯〆の房の赤で艶を添えて。「ずいぶん前に買ったあの帯も合うわね」と新たな帯合わせも楽しみに。大盛況のうちに幕を閉じた最後の最後にお嫁入りが決まったのは、藍染の魅力がこれでもか!と詰まった珠玉の逸品でした。
藍染の着物や洋品たちに会えるのも一年に一度。来年はどんな出逢いが待っているでしょうか。