御主人様に寄り添う色留袖。

御主人様に寄り添う色留袖。

 世の中が元の姿を取り戻しつつある今日この頃、晴れ舞台も少しずつ整ってきたみたいです。
 本日は5月半ばに御主人様のお付き添いで参列される晴れ舞台にお召しになる色留袖一式を御新調頂きました。ご自宅からお持ち込みになった2本の袋帯は格調高い織柄でどの色留袖にもよく合っていて、しかも淡めのものと濃いめのものでしたので同じきものでも雰囲気を変えるまさに一石二鳥の色留袖となってくれました。「せっかくだから晴れ着を一枚誂えなさい」と優しい財務大臣の御主人様はお家でお留守番でお嬢様とおふたりでのご来店だったのですが、20枚ほどある色留袖の中から2枚ほどを鏡越しご覧になっただけで電光石火の即決でした。伺っていた御予算よりも少し高めの。えへっ、しかも嬉しいことに翌6月にはご家族様のご結婚式で黒留袖のお母様のお隣でお嬢様がこの色留袖をお召しになることが決定!えへへっ、残念ながら少し遠方でのお式でしたのでいずれも着付をお手伝いすることは叶わず。つまりお召しになったお姿をどちらも拝見できないのです(涙)。お嬢様がお召しになった後にお手入れでお預かりする約束をしたので、その時にお写真を拝見できることを楽しみ。とその前に、5月半ばに気持ちよくお召し頂ける様に大至急で丁寧に仕立て上げるべし!
 慌てて加工を手配してしまい、素敵な色留袖の写真を撮り忘れる始末。道長取りが美しい真っ白な長襦袢をパシャッ。

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