111年目のはじまり。

丸久商店の浴衣染め見本帖

 弊社は「大正二年創業」と言われています。そう伝え聞いていますから、令和五年で百十周年を迎えることになります。和の道を歩む僕にとってあまり好みませんが、分かりやすく西暦で申し上げると1913年創業で2023年ですから間違いありませんよね。これがまた何月に創業したのかというと、、、法人登記が昭和27(1952)年5月1日なので5月1日に百十周年を迎えることにしましょう(苦笑)。おかげさまをもちまして、先月末に開催した『社長になってはじめての決算バーゲン!』には本当にたくさんのお客様に御来店を頂くだけではんく、たくさんのお買い上げも頂きました。令和4年度は夫婦で手を取り合って頑張った甲斐もあって予想をはるかに上回る良い決算となりそうです。
 さて、棚卸しやら決算かれこれの庶務に追われて三連休もひと息つく間もなく、と申しますかね、三連休の間にも中日の28日には決算バーゲン中にお取り置きされていたお客様が訪問着を誂えに来て下さって、最終日の1日にはお天道様のご機嫌が今ひとつな中にも関わらず高校の卒業式に向かわれる9名様の着付を朝6時からお手伝い。えへへっ、と新年度が幕を開けました。
 ってことで新年度最初の仕事は、百十年目の夏を彩る浴衣の染め見本帖から浴衣を選ぶことから。例年よりも約ひと月遅れで届いた見本帖には素敵な色柄がたくさんありましたので、「来年の夏も浴衣ば買うけんね!」とおっしゃっていたあの人やあの人やあの人を思い浮かべながら胸躍らせながら唾をつけました。

岩佐の草履ウルトラスウェードシリーズ!
岩佐の草履ウルトラスウェードシリーズ!
 そして!そして!先月末に届きながらも隠し持っていた岩佐さんの新作草履2足をご開帳!先月初めに岩佐さんに伺った折にひと目惚れをして挿げてもらったウルトラスウェードシリーズたち。春爛漫を前に「雪兎」とはこれ如何に?といったところですが、こりゃすぐ嫁いでしまうでしょう。輝くターコイズのもう1足とどちらが先か、甲乙つけ難し。そのほか昨日お召しになった方々がお手入れに持ち込まれたり、お手入れをお預かりにお客様宅に伺ったり、久しぶりに箪笥の整理「Shall we たんす?」のお申し込みが舞い込んだり、女将が幼稚園に三女を迎えに行くと着付の申し込みやシミ抜きの相談を承ったりと初日から盛りだくさんでした。
 みなさまどうか本年度もよろしくお願い申し上げます。つづく、
ご覧ください!この色と質感!ふたつとない岩佐の草履です。
ご覧ください!この色と質感!そしてふたつとない履き心地。

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