会期:令和8年5月16日(土)〜18日(月)
時間:10:00〜18:00 *最終日のみ17:00
会場:池田屋呉服店
内容:奄美大島に工房を構える『夢おりの郷』で生まれた大島紬の展示販売会
問い合わせ:0955-72-2050 お問い合わせ
奄美大島の大自然が育む泥と絹糸が織りなす奇跡の織物。
まだ寒さの残る今年1月末に生まれて初めて奄美大島を訪ねました。東洋のガラパゴスと呼ばれるほど島の多くに原生林が生い茂っていて、生物や植物など300を超える固有種に恵まれています。また「ひと月に35日雨が降る」と日本一の降水量を誇り、天気の移り変わりが激しいことでも知られています。
さて。本題の大島紬は奄美大島に自生する植物を染料に、鉄分を多く含む泥を媒染剤(糸と染料の接着剤みたいなもの)として赤褐色に染められた糸で織られた奇跡の織物。大島紬ができあがるまでに30もの工程を踏みますが、糸をあの濃い赤褐色になるまでには90回を超える染めを重ねるというから恐れ入谷の鬼子母神。戦後になると摺り込みなど新たな染色技法が開発され、色鮮やかなものや白大島などが生まれたことで大島紬も高度経済成長期の御多分に洩れず昭和40年代に最盛期を迎え、あの島で約30万反もの大島紬が織られていたそうです。現在の生産高は当時の100分の1以下と言われていますが、織元それぞれが創意工夫を凝らして独自の大島紬を織り続けています。
三味線の音色と楽しむ『夢おりの郷』の大島紬。
今回の展示では龍郷柄や秋名バラなど奄美の大自然や歴史から生まれた伝統的なものをはじめ、『夢おりの郷』にしかない新たな原料や技法を用いた素晴らしい大島紬の数々をご覧にいれます。8年ぶりにやって来る代表の南晋吾さんが爪弾く三味線の音色と共にお楽しみください。



