「これと同じような生地で、良いのを安く」というご要望。しかも同じものを10反分。
見本として、染めて仕立て上がった祭り半纏をお預かりしました。が、きもの向けとしては最も巾の広いキングサイズが必要条件。そこで京都の取引先に依頼して日本全国の織元に尋ねてもらっているのですが、なっかなか御予算に見合う、そして納得の行く生地が見つからないんです。ようやく見つかった1反は、紬や御召の産地で有名な米沢生まれの織りたてほやほや。織る際に糸につけた糊気が生地を硬く感じさせているのが玉にきず。そんな中、新たに見つかった2反の見本生地待ち。
他所にもあるんだろうか、正絹で誂える祭り半纏。