きものを畳む。

 写真は紙でもクレーターでもありませんよ、正絹のきものの袖の部分です。
 「着た後にすぐお手入れに出そうと思って紙袋に入れっぱなしにしていたら、、、」とは、訪問着2枚と長襦袢1枚をお持ち込みのお客様。お話を伺うと、何ヶ月も入れっぱなしだったそうです。こうなってしまうと、シミなどの汚れを落とすどころか、このシワも伸びてしまわない可能性だってあります。お召しになった後にちょこっとだけ手間をかけてハンガーに掛けておくとか、その後はすぐに畳んでしまうとか、、、じゃないと余計にお金がかかってしまいます。
 きものを着ることは、洋装に比べると手間も時間もかかりますが、その中に日本人が大切にしてきた知恵や美しさがたくさんあると思うのです。着飾る道具に過ぎない、というのは寂しい気がします。

◉毎月7日と8日はお手入れ日和

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