織物のまち京都と履物のまち奈良へ。

帯屋捨松

 女将と三女とともに京都に降り立ちました。今回の目的はふたつ、京都西陣は帯の老舗「帯屋捨松(以下、捨松さん)」と奈良の草履メーカー「大和工房」を訪ねること。
 京都に降り立ち捨松さんに向かう前に、タクシーに乗り込み伏見にあるパルスプラザへ。縮小傾向にある和装業界において3社合同とは言え業界最大と思われる広さの会場に所狭しと豊富な品揃えがご自慢の展示会へ。昨年初めて訪れて(もう一度申し上げます)品揃えの豊富さに驚いたのですが、今年もさすがの品揃えで量はおろか質も桁違い。このところ仕入れ(支払い)が重なっていて拝見するだけのつもりで伺いましたが、お洒落の秋に向けてこれであの値段は今しかない!とお客様の顔を思い浮かべてはつい夏大島に紗に結城の無地に手に入れてしまいました笑。続いてまたしてもタクシーに乗り込み、ひょんな御縁で結ばれた帯の織元「西捷(にっしょう)」さんへ。図案や素材、機と真っ向勝負されている御主人の熱き想いから生み出される帯や御召は今まで見たことも触れたこともないものばかりでとても良い刺激になり、今後の展開が楽しみです。

目で見て触れて感じた機屋さんの想いと技術を伝えるのが僕たちの役まわり。

 いよいよ本日の目的地である捨松さんへ。通常帯屋は図案家と呼ばれる帯専門の職人が描き下ろした図案を買い、それを元に紋図という方眼状の設計図をつくった上で糸を機に掛けて織りますが、捨松さんのものづくりは図案を自らの手で描くことから始まります。工房に足を踏み入れると最初にあるのが図案を描く部屋でした。機屋さんを訪れて図案が保管してある部屋は度々目にしたことがありますが、描く部屋ってのははじめてで、僕たちはおろかお客様の目も心も奪ってしまうあの斬新な色遣いと柄の根源に触れることができただけでも今回の目的が果たせました。続けて図案の元となる貴重な資料の部屋、無数の色糸が保管してある部屋、所狭しと機の並ぶ手織りの部屋を見学。一台だけあった自動織機の見学を経て、織り上がった帯たちを拝見。あれとあれとあれとあれを手に入れました。色や柄、結び心地が好みというだけではなく、もっともっと捨松さんの魅力をしっかり伝えます!と自信をつけて初日は終了笑。

限りなくある帯の図案たち。
帯屋捨松の真骨頂、図案を描くことから始まる一貫したものづくり。

ハイブリットスニーカーのような履き心地を求めて下駄と鼻緒の街へ。

 2日目は午前中のうちに3軒の取引先を駆け足で梯子し、お昼ごはんを挟んで京都駅から近鉄を乗り継ぐこと1時間とちょっとで降り立ったのは五位堂駅。webで拝見していかにも履き心地が良さそうだったので男性用オリジナル雪駄の製作を依頼しようと考えているのですが、何はさておき履き心地をこの足で確かめるべくハイブリット雪駄を求めて奈良県にある大和工房へ。伺ってみて良かったです!まさにハイブリットスニーカーのようなすんごい履き心地。元々白で作成されていた肝心要のクッション部分が現在は黒に方針転換されていたことが想定外でしたが、それ以外は合点の一足。今月末までには試作品を発表しますので楽しみにお待ちください。
 帰り道に東大寺も興福寺も閉まっている17時過ぎにならまち周辺を散策して鹿と触れ合い本日はこれまで。明日は定休日の水曜日に働いた代休を頂き、はじめての近江八幡へ。つづく、
 

履き心地を試してみたかったハイブリットスニーカー雪駄cross。
履き心地抜群のハイブリットスニーカー雪駄cross

きもの365日のしるし》
店主vs女将(着用/着付/レッスン)
令和8年
3月(26:2/3:53/0:16)
4月(26:5/0:31/0:19)
5月(25:13/0:4/1:19)
6月(4:3/0:0/0:0)
1日(1:0/0:0/0:0)
2日(1:1/0:0/0:0)
3日(1:1/0:0/0:0)
4日(1:1/0:0/0:0)

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