予定にはなかったのですが、諸事情あって急遽京都へ。
ひとつ、ふたつ、みっつほど至急の仕事を終え、お世話になっている取引先のひとつで新社屋をお披露目されている株式会社細尾へ。以前はいかにも古びた昭和な問屋ビルといったところでしたけど、新社屋はTHE HOSOO。左官さんの手仕事だとわかる土壁が広がる1階のエントランスから圧倒され、やや暗めな屋内に一歩足を踏み入れると、京都西陣の技術を広巾に織られた自慢のテキスタイルや製品がお洒落に展示されていました。もう一歩奥にはカフェスペース。2階に上がると、日本が誇る染織品の数々が展示(写真下)されていました。そしてなんとここまでは一般のお客様にも公開されているのです。
シャンパングラスに注がれた水出し緑茶で喉を潤した後、3階と5階にある僕たち小売店向けのフロアへ。照明や大きな姿見、お洒落な壁紙や建具、豊富なストックルームなど、昭和、平成を超えた令和ならではの問屋へと生まれ変わっていました。
お祝いに一本、「松籟」と名付けられた御祝儀にふさわしい大文字屋庄兵衛の袋帯を頂きました。