item605

藍のハンカチ絞り染め

母校である唐津市立大志(旧志道)小学校にて小学四年生約80名の子供たちを対象に、藍のハンカチ染め体験教室をお手伝いしました。

今回は「親子レク」とかいう活動の一環で、染めを通じてコミュニケーションを図ることが目的とあって、いつもの何倍ものお父さんお母さんで賑わいました。特に最初のクラスではテキパキと率先してお手伝いくださる肝っ玉お母ちゃんがいらして、不手際ばかりのボクも大助かり。どの学年にもいらっしゃいましたよね、あんな方。あぁありがたやありがたや。

さてと。今回も染料は田中直染料店さんから。先日の上京時にふらっと立ち寄って注文してきたインド藍を用いた簡単藍染めセット。

まずは同封のビニル袋に水10リットルと濃縮藍染め液、つづいて酸化防止剤を入れてかき混ぜます。その際、酸化すると藍の元気がなくなるので、できるだけ空気に触れさせないようにササッと。そして密封(写真1)。とあるお母さん曰く、「こんな『お漬け物色』で本当に染まるんですか?」とお気持ちは理解できるほどの藍の色。酸化したてっぺんの部分だけ、藍っぽい色に。



続いて昨日の5時間目に輪ゴムを巻き付けて(絞って)柄をつけたハンカチを、2人一組でジップロックのビニル袋に入れ、そこに染料を流し込みます。ここでも酸化しないようにできるだけ空気を追いやって密封。さらに溢れないように布テープで封をしてモミモミ開始!(写真2)この人数分の染料をビニル袋に流し込むのに少々時間がかかりまして、、、さすがに堪忍袋の緒が切れた肝っ玉母さんの出番。さすがの手際だ。

あとはひたすらモミモミ、モミモミ。この時ばかりはお父さんお母さんも、子供たちのことは忘れて世間話に花を咲かせながらせっせとモミモミ(写真3)。予想通り途中できつくなって飽きてくる子供(写真4)が出てきてもなんのその、世間話とモミモミ。そうして経過すること約20分、話題も尽きたのか静かになり始めたのを見計らってモミモミ無事終了。

染料からハンカチを取り出すと、モミモミして染み込んで今までガマンにガマンを重ねた藍が、見る見るうちに『お漬け物色』から藍色に。軽く水洗いをしてひと握り絞ったら、さらに発色を促すソープ液に浸してハンカチを広げながらまたモミモミ(写真5)。


ここでようやくモミモミ終了。せっせと巻き付けた(絞った)輪ゴムを外せばハイ出来上がり、、、なんだけど気合いを入れて巻き付けたせいでなかなか外れない子供たち(写真6)。少しずつ輪ゴムが外れて藍と白のコントラストが生まれる度に歓声が上がる、この瞬間がボクのココロとカラダの肥やし。

で、ようやく出来上がり!(写真7)想像していた色と柄やいかに。あーだこーだとお友達のと見比べながら自己満足への階段を駆け上って行くのです。


役員のお母さんたちは事前の打ち合わせから準備、当日の補佐、後片付けまで本当によく手伝って下さいました。最後は成果を写真に収めて大成功(写真8)。の向こうでは子供たちの出来映えはさておき、ご自分の作品をせっせと水洗いしては広げて愛でるお母さんたち(写真9)は、こんなに近いカメラに見向きもされまっせーん。子供の頃以来という染め体験のご感想は?


最後は高々、みんなの作品を広げて見せてもらってパチリ(写真10、11)。先生曰く「これでハンカチが無いとは言わせません。明日っから毎日ハンカチを持って登校しましょー」と、染め体験教室の目的が親子レクではなく、衛生管理のためだったのかとシテヤラレタリ。のためにも帰ったらしっかりスチームアイロンを当てましょー。

最後に残った輪ゴムくんたち(写真12)の気持ちに応えてあげるためにも、一生懸命に自分で創ったハンカチなんだから大切にしてくれることを祈りつつ、全行程終了。子供たちとゆっくり触れ合う時間が少なかったことが心残りでしたけど、今回も楽しい染め体験教室と相成りました。

また呼んでくれますよーに。