第5回まんま寄席『桂南光独演会』

 もはや年中行事のひとつとなってしまった、南光師匠の独演会
 6年前、唐津くんちの宴席で師匠をお見かけして、ここぞとばかりに勇気を振り絞ってお願いしたのが御縁のはじまり。
 「唐津で寄席がやりたいんです!」
 「僕で良かったら来ますけど、」
 料理もお酒もずいぶんとお召し上がりになっていたことですし、てっきりリップサービスだと思っていたところへ「あの、、、おくんちの時の寄席の件ですけど」と事務方から一本の電話。洋々閣という素晴らしい舞台を用意しているとは言え、それでも恐れ多すぎて僕なんかが上方の大師匠をお招きできるはずがない!と半信半疑だったのですが、本当に来てくださることに。
 以来5年目の独演会は、おかげさまで大入満員と相成りました。今年の番組は、一席目が大阪の商人と取引先の京都の女将が本音と建前の狭間で掛け合う「京の茶漬け」、二席目は上方らしい長屋が舞台の滑稽話で古典の長編傑作「らくだ」。いずれもさすがの二席で申し上げるまでもなく落語は然ることながら、回を追うごとに魅かれるのが師匠のお人柄。打ち上げの席ではいつも気さくに楽しくお話頂くのですが、今年は「らくだ」の一席でお酒が入りすぎられたのか、いつにも増して猪口が進み、会話に花が咲きすぎて思わぬ展開に(笑)。
 なんてことはさておき、南光師匠はもちろん、この会を通じて広がる御縁こそ僕の宝。さっそく来年は6月30日(日)の開催が決定したことですし、僕自身も成長した姿をご覧頂けるよう商いにお酒に精進するのみ。南光師匠に万が一があった時には、旨い酒三升も白飯も漬物樽も僕が準備します!煮しめは洋々閣で。あとは橋のたもとで寝てしまわないように気をつけるだけ。ひゃ〜、もう腹一杯。

追伸
多大なるご理解とご協力を頂く洋々閣様、お隣福岡市内で毎月寄席を企画運営する美案寄席スタッフの裏方ぶりに感謝申し上げるばかり。

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