近江の綿麻。

 明日から始まる企画展の準備を終えた夕方、友人がはるばる福岡市内から遊びに来てくれました。はるばる京都から遊びに来たという後輩の女の子を引き連れて。
 後輩の女の子が焼物巡りの最中ということで、どこかの釜の蓋でも開いたかのような蒸し暑さの中、カマはカマでも隆太窯へ。顔中から滴り落ちる汗の下で快適に回る轆轤の上では、次から次へと器が生まれていき、ついつい見入って言葉を失っていると心地よい風がふと現実の暑さを思い出させます。ちょいと自然を離れてエアコンの効いたギャラリーで器を求めた2人は意気揚々。宿にチェックインを済ませ、僕が閉店後にしか付き合えない夕飯を待つ間に反物を見てくれた友人が、「やっぱりコレかな、」と実は数日前にも遊びに来てくれた時に目星を付けていた近江ちぢみ綿麻に最終決断を下してくれました。
 帯は型染めのアレか、八重山ミンサーのアレですな。

◉8月4日(土)〜6日(月)は盛夏のお手入れ日和

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