振袖物語。

 桜の花が満開に咲き誇る振袖と一式を、梱包発送の御依頼で預かりました。
 近く2人目の出産を控える弟くんを皮切りに、子育て奮闘中の妹さんの結婚を祝い、それぞれの甥っ子姪っ子の成長を見守り、この年の瀬に満を持して嫁がれる御長女。めでたく京都にて御結納の佳き日を迎えられるにあたり、桜満開の振袖に袖を通し、誂えてくださった今は亡きおばあちゃんも同席。
 桜の花は同じ樹の中で最初の一輪が咲くと、最後の一輪が咲くまで、つまり満開を迎えるまで最初に咲いた一輪は散らないと言われています。桜の季節から遠く離れていますが、ご家族の桜の樹はこの年の瀬に満開を迎えようとしているのです。「いつになったら花開く(嫁ぐ)のだろうか?」と心配されていた御両親をよそに、天国で見守ってくれているおばあちゃんはきっと事の顛末を察していらしたのでしょうね。おばあちゃん、春を惜しまずとも今年はいつにも増して満開ですよ。
 そしてすぐに散るのもまた花。2人が新しい一歩を踏み出すようにまた新たな命が生まれるのです。次の満開はいつだろう?と、幸せなご家族の楽しみはつづく、、、

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