男前の単衣。

 朝一番、茶の道に精進する大学生がおかあさんと御来店。
 今年初めに袷のきものと袴を誂えた時から「単衣のきものが欲しい!」とのことでしたので、「もしもこの夏前にお召しになりたいのであれば、お早めにどうぞ」と繰り返し伝えていたのですが、ようやくその日がやって来ました。さっそく以前から目をつけられていた反物を転がすと、おかあさまと二人で満場一致の鮫小紋(写真右)。刺繍の家紋とパールトーン加工を施して。またお茶席では必ず袴をつけることから、長襦袢ではなく半襦袢を小千谷縮(麻)で誂えることも決定。半衿は惜しみなく洗えるポリエステルで、夏を前に麻に変身。親孝行っぷりに算盤をドガチャカしてしまいました。
 そして午後。こちらは数日前にSNSを通じて「目玉品の単衣があれば見せて欲しい」とご相談頂いていた、僕が選ぶ名誉市民候補のおひとり。どの反物をお見せしようかと選定するや否や、弊社前をぶらりとお一人で歩いていらしたので赤い糸を手繰り寄せたのであります。場合によってはお好みに合う反物を探す覚悟でしたが、おかげさまをもちましてお眼鏡に適う御召をひとつ(写真左)。「あまり目立たないように、」と共色で刺繍の家紋をひとつ。
 どちらも大至急でGW明けには納めます!という決死の覚悟で、

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