男前の大島紬アンサンブル。

 写真左からウールのきもの、紬の羽織、サマーウールのきもの。男前のきもの3点をお預かりしました。
 ウールのきものと紬の羽織はこれから仕立てる大島紬寸法見本。実はずいぶん前に洗い張りと仕立て直しでお預かりしてとーっくの昔に洗い張りから上がって来ている男前の大島紬アンサンブル。「きものは最後に誂えて今一番着心地がいいウールと同じ寸法で、羽織は紬のに合わせて。ただし身長が少し縮んだみたいだから、1寸(約3.8cm)短く」と、専属スタイリストの奥様からのご要望。サマーウールのきものは、「何かに引っ掛けて裂けてしまった袖付の補修をお願いします。やり方はお任せしますから」と。定年でご退職される前から今もなお、夕方になるときものに着替えて日々の暮らしを楽しんでいらっしゃるお客様のご要望は、些細なことでも嬉しくなります。
 漆黒の無地という男前すぎるアンサンブルの仕立て上りが楽しみです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください