男物を女物に、

 お父様のきものをご自分(女性)用に仕立て替えたい!というご相談。
 「父が着ていたきものなんですけど、帯に隠れる部分でうまく布を継いで私用に仕立て替えようと思って、」解いた亀甲柄の夏大島上布の袖の部分だけを持ってご来店。どちらも素敵なきものでした。最も理想的なのは同じ生地が残っていること、あるいは同じ生地で仕立てられた羽織でもあればそれを解けば済むことなんですが、、、そうは問屋が卸しません。しかも簡単に継ぐといっても意外と長さが必要になります。どっこい、夏大島ではなかったのですが弊社にたまたま亀甲柄の同じような色柄の大島紬の生地が程よい長さで残っていたのを女将が思い出してご覧に入れたところピッタリ!残念ながら上布は同じような生地がなかったので、「いっそのこと夏物ですし、お端折りなしの対丈のきものにすれば?」と提案してみました。とお仕立てをする前には丸洗いやシミ抜き、はたまた洗い張りなどが必要になりますが、毎月七日と八日はお手入れ日和で1割引ですから、この機会に是非とも!ということでアラ隠しも兼ねて、お手入れ日和の懸垂幕を作ってみました。
 もっとも驚いたのは、和裁の先生に習いながらご自分で仕立てられるってこと。

◉毎月7日と8日はお手入れ日和

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