略して「白大島のアンサンブル」と呼んでいます。
細かい亀甲柄でいかにも高価そうな白い大島紬のきものと羽織を、お手入れでお預かりしました。ご年配の方から譲り受けられたらしく、「せっかくならシミや汚れをきれいにして、寸法も私に合わせて仕立て直したい」とのこと。一見きれいに見えたのですが、広げてみると衿元や左の袂にくっきりと変色、全体にもところどころに点々と。白地に細かい亀甲柄をまたいだ変色に手を入れるのは勇気のいる仕事。ここは悉皆業界のプリンスこと日名川先生にお願いするしか、、、まずは洗い張りから。
この黄変たちがどれくらい直るのか、乞うご期待!
◉毎月7日と8日はお手入れ日和!