袖口の汚れ。

 シミ抜きとパールトーン加工でお預かりした小紋。
 そのシミ抜きというのが、最も見落としがちな袖口の汚れ。気づいた頃にはシミが原因で、写真のように色が抜けたり変わってしまっていたりします。要するに、これは皮脂による油汚れを放っておいたことが原因で変色がしてしまってるんです。
 これからできる処置には2つ。まず1つは、汚れを洗い落とした後に色を挿してできるだけ目立たないようにする方法。もう1つは、袖口の生地を解いて汚れた部分を隠すように縫い込む方法。いずれも1度見積を提案してからの作業となりますが、毎日お風呂に入ってどんなにゴシゴシ洗っていても付着するのが袖口の皮脂汚れ。早めに気づいてお手入れをしましょう。
 というのが面倒臭いという方へ超のつくオススメの方法があります。それは今回のお客様もご希望なのですが、汚れてしまう前のきれいなうちにパールトーン加工(仕立て上がったきもので11,000円〜)を施すという方法です。同加工は特殊な撥水加工なので水性の汚れに抜群の威力を発揮するのが主な効果なのですが、加工後20年間限定で最も汚れが気になる衿と袖口の汚れを無料でお手入れしてくれるアフターサービスがついているんです!ただし、よほどお急ぎの場合には京都への送料を頂く場合がございますが…。ちなみに、他店でお買い求めになったきものでもパールトーン加工は承りますし、他店でパールトーン加工を施されたきもののアフターサービスのみでも承りますので、ご遠慮なくご相談下さい。
 もとより、きものに関することでしたら何でもご相談下さい!

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