第4回まんま寄席『桂南光独演会』

 小雨交じりの天気となりましたが、桜満開の日曜日に多くのお客様で賑わいました。
 思い返せば4年前の初回は寄席を企画するのが初めてで、しかも上方の大御所をお招きするということもあって「唐津のお客様は落語を楽しんでくださるのだろうか?」と不安が積もりに積もった挙句の果てに、数日前から南光師匠が枕元に現れてはお客様が少しも笑わないという悪夢にうなされながら迎えた当日。一番太鼓、二番太鼓につづき、出囃子とともに南光師匠が高座に上がられた途端の大爆笑の渦に目から鱗がこぼれ落ちて腰が抜けた中での『ちりとてちん』。2年目は、開催直前に南光師匠のお師匠さんであり、僕に落語の楽しさを教えてくださった米朝師匠が他界された中での『百年目』。だというのに大旦那の人情がお客様の琴線に触れるか触れないかという名場面で、県議会議員選挙の街宣車が候補者名を連呼しながら会場の周りをウロウロするというハプニングに見舞われ、3年目は九州熊本を襲う大地震が発生した翌日の開催にも関わらず大入満員な上に、ふた席目の『火焔太皷』のおかげさまでおジャンにならず。なんちゃって。そして迎えた4年目。ようやく初めて落ち着いて落語を楽しむことができました。舞台袖から、ですけど。
 そもそも寄席を開きたいと思ったのは米朝師匠の映像を観て、もとい聴いていると、喋りだけで情景や歴史的な背景が目の前に現れたことに由来するのですが、もう一つ!唐津できものをお召し頂く機会になればという思いも込めてのこと。おかげさまで本日は過去最多のきもの姿での御来場でした。
 まさにこちらの思う壺や。な、な、なんちゃって。

唐津はこのまんまde委員会!? 主催
第4回まんま寄席桂南光独演会』
http://tetote.jp/?p=212

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