きもの365日、はじめの一歩。

 「ずっときものを着てみたかったんです!気軽に」
 と、2週間ほど前にまずは相談にご来店くださったお客様がふたたび。いよいよ本日は本気で似合う色柄探し!ということでゼロからお話ししながら木綿の反物を幾つか転がし、「とりあえずどれか肩にかけてみましょうか?」と最初の一枚をかけた時点で勝負は決していたようで、あとからかけてみたものには少しも反応がなく…。帯は3番目に提案した博多織に。半襦袢の半衿手ぬぐいで、足元は刺子のふろしき足袋下駄は夏向けに仕入れたてほやほやの、焼桐に近江麻の鼻緒(写真には未掲載)。
 若女将「仕立て上がったらさっそくレッスンしましょうね!」
 お客様「はいっ!」
 仕立上りがたまんなく待ち遠しい。のです。

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