くんち明けの東京出張最終日。

 都心から1時間半、埼玉県は行田市[ぎょうだし]にある「きねや足袋」さんにやって来ました。
 「その昔、行田には300軒ちかい足袋メーカがあったのですが、、、」とは駅まで迎えに来てくださった担当者。それが今では7軒か8軒ほどしかないそうなのです。そんな中、国内トップシェアを誇っていた福助足袋さんにとって変わって、その座に就こうとされている「きねや足袋」さん。自社工場で仕立てられているということで、生まれて初めて足袋の製造工程を拝見いたしました。驚いたのは、ミシン、検品、アイロン、袋詰めを担当されている職人さんたちが、一言も喋らずにただただ一心不乱に足袋づくりに専念されていたこと。縫い目の数すら常時一定!なのです。それから、主に足袋の爪先部分を縫うのに使われる幻のドイツ製ミシンが何台もあって、専門のスタッフが常時修理しながら使っていらっしゃること。これならトップシェアを奪われるのは時間の問題ですね。
 さ、帰ったらアレにアレにアレに、宿題が山積みダ!おしまい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください