菊唐草の長襦袢。

 「白い長襦袢を一枚誂えようかしら、」
 お尋ねしたいことがあってお客様宅へ伺うと、毎度楽しいお話の最後の最後になって「色留袖の下に着る長襦袢が欲しいんだけど、」と商いの好機到来。だったらと色物ではなく真っ白で、菊唐草の地模様が織り込まれた一枚をおすすめしました。昔から高貴な花として親しまれてきた菊とご家族の繁栄を願う唐草。ご親戚のご祝儀にはこの上ない吉祥文様です。
 「来月15日までには仕立ててくださいね!」だなんて朝飯どころか晩飯前ですよ。

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