地衿替えましょ、そうしましょ。

 秋になったので着納めた夏物お手入れに持ってこられました。
 全部で4枚。先日お召しになったばかりの白い単衣のきものの裄直しと衿汚れのシミ抜き。同じく衿汚れは長襦袢。麻の襦袢は真っ白い半衿から透けて見えそうなほど濃い茶色の斑点が地衿の至る所に。こちらは洗っても落ちそうにないので、新しい地衿に付け替えを提案しました。4枚目の長襦袢は気にせず水洗いできる素材だったので、お持ち帰り組。夏の汚れは特に汗が多く、油性の丸洗いだけでは落ちないこともしばしば。そんなとき力になってくれるのが水洗いです。水性の汚れは水で、油性の汚れは油でがお手入れの鉄則。手間を惜しまずひとつひとつお手入れしてあげると、心も穏やかになります。ね。
 「夏物のみなさん、お疲れ様。また来年」

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