きもので食事会〜夜の久留米編〜

 久留米在住のお客様と取引先の担当者、僕という異色のトリオで食事会を開催しました。
 ずーっと前から「出張で久留米に来るのに合わせてご飯でも行きましょう!」とお誘いを頂いていたのがようやく実現。夏が終わりを告げそうな本日の装いは、駒上布花倉織の八寸帯。微かに透けている長襦袢の白が涼しさを演出しています。きものも帯も3年ほど前にお求め頂いたものですが、今回のお食事会でようやく陽の目、いや月の目を見ました。ちなみに僕は小千谷縮の単衣に、同じく麻の角帯。1件目はお洒落な居酒屋「香たんや」。旬の魚や野菜がさりげなく使われていて、ちょっとした割烹を思わせる品の良さ。お酒が進むと同時に会話にも花が咲きまくりました。さらに昭和が薫る2軒目で弾みがつき、すっかり時計の針は0時で重なったというのに、道端でばったり再会されたママに誘われるままに「もう1軒だけサラッと行きましょう!」とまさかの3次会。サラっと2時を回っていましたが、さらに「〆にラーメンでもどう?」とのリップサービスにはさすがに首を縦に動かさずに終了。
 伺った先々はもちろん、「素敵なお召し物ですね」とすれ違う人の瞳がそう言っていたのが何よりのご馳走でした。

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