付け下げの染め替え

 お預りした時は、浅葱色の付け下げでした。
「娘に譲るのに染め替えたいと思ってます」と相談を受けたのは数ヶ月前。浅葱色から一変、写真の濃い茶色へと変身しました。付け下げは訪問着よりも柄が少なく、柄のない無地の部分が多い着物。濃い色に染め替えたことによって地紋がよりはっきり浮き上がったように感じます。裾模様の豪華な桐が厳かで、格式高い袋帯にも、現代風の洒落た袋帯にも似合いそうだと想像は膨らむばかり。袷のきものなんて頭の片隅にも浮かばない暑い毎日ですが、秋の準備にはぴったりのこの頃。染め替え、仕立て直しを始めるなら今!
 あ、ちょうど今日7日と明日8日(何か用か)はお手入れ日和。ですよ。

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