「単衣の季節には綿麻が最適です」

　お稽古帰りのお言葉には、説得力があります。
　毎月末の月曜日に決まってご来店頂くお客様。今朝も「今日は何をお召になってご来店か？」が弊社スタッフの話題をさらっていました。それからバタバタとご来店が続いた午後、待ちに待ったご来店。「やっぱり夏がけは藍が涼しげでよかですね」と、はじめてお目にかかる群青色に白で三角形のウロコ柄が染め抜かれた綿麻のきもの×白地の博多織半巾帯。お召になった姿といい、季節にあわせたコーディネートといい、『着慣れてる』とはまさにお客様のこと。
　日傘を差してお帰りになる姿をご覧になれば一目瞭然。