まだまだ修業が足りませぬ、、、

160225 「長襦袢を仕立てて欲しい」とお客様から生地をお預かりしました。
 実は今日の夕方、「舞踊を習ってる孫に長襦袢を誂えてあげたい」とご来店されたのですが、お話しているうちにいる中で「そういえば家に長襦袢らしき生地があったような、、、」とおっしゃったのです。もったいないとは言え、シミやカビがあるといけないのですぐ近くにあるご自宅へさっそく拝見に伺いました。やや薄暗い玄関先で待っていると紙箱に入った立派な生地が出て参りまして、所々に金の糸が織り込まれた立派な生地で目方もしっかりで感触もふんわり。「これだけしっかりした生地だとお孫さんにはもったいない気もしますね」と申し上げると、「私も娘も着ませんから、いいですよ。孫の寸法に合わせて仕立ててください」と預かって帰りました。が、がががががががが、店み戻って明るい中で拝見すると着尺、つまりきもの用の白生地だったのです。とほほ。結局、長襦袢は別の生地で誂えることに、お預かりした白生地は無地か小紋に染められることになりました。
 まだまだ、まだまだ。きもの屋の道は15000日(41歳)にしてもならず。つづく、

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