袖丈直しと仕立替え。

151022 二枚の紬を別々のお客様からお預かりしました。
 一枚はお母様から譲り受けられた、昔ながらの奄美産大島紬。蘇鉄の葉やハブの背模様など奄美大島の自然を図案化した大島紬独特の模様は、織られた村の名前から龍郷柄と呼ばれています。と言うのはさておき、袖丈が2寸(約8cm)ほど長く仕立てられていたので短めることに。そしてもう一枚は、きものを解いて御主人様の上張りを仕立てて欲しいという紬。お客様のお宅に伺うと、写真のきものと羽織(いずれも紬)が用意されていたのですが、もう一枚はずいぶん古い上に短めの羽織でしたので仕立替えをおすすめしませんでした。と言うことで弊社で解いて、これからアイロンを当てて仕立て屋さんへの出番待ち!
 どんな形であれ、想いを込めて織られた生地が放置されずに活かされることが一番!

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