生まれ変わった地色と御紋

130307b 今年はじめに染め替えでお預かりした色無地(写真左)と江戸小紋(写真右)。
 毎度のごとく「色が派手になったから、」とご自身がお歳をお召しになったことは天よりも高い棚の上にあげて(笑)のご依頼。ご覧のとおり、御紋は色無地が染め抜きで江戸小紋は「こまぼかし」の刺繍紋だったのですが、いずれもご希望の色の素敵な無地にしあがって参りました。中でも後者のきものは、もともとあった柄がキレイさっぱりなくなり、「派手になった」とは二度と言わせない(笑)自信たっぷりの、それでいて素敵な色に。御紋は染め抜きと違い、刺繍糸を解かずにそのまま色をかけたので「目立たなくていいんです」というまさにご要望どおりに生まれ変わりました(写真下)。仕立て屋さんに渡す前に念のためにお客様にご覧頂きましたが、ご満足の様子。えへっ、
 「急ぎませんからゆっくりどうぞ」と太鼓判を頂いたので、じっくり丁寧にお仕立ていたします。

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